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死刑判決に賛成か反対か?
今週、法務大臣が3人の受刑者の死刑執行を言い渡した。これで、現法務大臣の任期中では合計10人の処刑を下したことになる。しかし、まだ死刑判決で執行の順番を待っている者は百数人ど言う。1993年以降、複数の者が法務大臣に任命されたが、だれも死刑執行命令に印鑑を打つものは居なかったと言う。

この課題は報知新聞ではあまり取り上げられないようだ。加害者が犯罪を起こした当時は、話題となり、毎日報道される。そして、殺人事件、特に残酷な事件では、誰でもが被告の死刑判決を望むであろう。しかし、その死刑が執行される時には、一人の人間として、同じ人類の「死」を望むものは居ないだろう。

そこで、いくつかの課題が浮かび上がる。「人間は相手を裁く権利があるだろうか?」「殺人犯罪者を死刑にすることは、同じく殺人を起こす事にはならないだろうか?」「残酷な形で人を殺した者は生き続ける権利があるだろうか?」「被害者の遺族の心の傷はどうなる?」「死刑で起こした罪の償いになるだろうか?」、と言うような課題である。

死刑に反対する者、又は、賛成する者はどの社会でも存在する。反対する者は対外そんな事件に対して、第三者の立場に居る者である。そして、いざとなって、自分の家族が被害者の立場に侵されたら、多分意見が変わると思う。一方、賛成者も、死刑執行の現場に立たされたら、多分意見が変わるであろう。何故かと言ったら、一人の「死」は相手の「死」で償えない、つまり、被害者の命を再び取り戻すことは不可能であるからである。

この課題は人類が生きている限り、永久に議論し続けられるであろう。そして、最終結論には到達しないであろう。
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